マニラの結婚式
今回はかつて私のところでJICA研修を受けていたローズという教え子の結婚式でマニラに赴くことになった。久しぶりの私用渡航である。結婚式、なおかつ外国ということで今回は家族での渡航である。子供にとっては初めての外国である。まだ3歳ということで、大きくなったら憶えてはいないだろうが。
フィリピンは初めての渡航である。日本では怖い国、というイメージもあるが、実際に行ってみなければどんな国だか分からないであろう。結婚式会場がマニラの旧市街（イントゥラムロスと呼ばれる城郭内）の中心に位置するサン・アグスティン教会ということで、そこからほど近いベイリーフというホテルを予約した。
空港に着くと、車寄せでローズが待っているとのことであったが、意外と分かりにくい。出口付近でうろうろしていると空港職員であろうか、何処に行く？と聞いてきた。実は車寄せで友人が待っているんだが、と話していると、職員が電話が通じるなら俺が話してみる、と言ってきたのでともかくローズに電話を掛け、場所の確認を行った。結局車寄せは出口からさらに下がったところにあり、その柱番号何番で待つ、ということになった。フィリピン人というのは意外と親切であった。
その車寄せで暫く待っていると、ローズが婚約者を連れて現れた。彼らは車を持っていないので、ともかくタクシーを手配してホテルへと向かうことになった。明後日が結婚式、ということなのに今日は我々と一緒に食事をしてくれるという。すでに準備の方は大丈夫ということであろうか。ともかく、一旦ホテルに着くと、後ほどまた落ち合うということで我々の方はチェックインして荷をほどくことにした。
今回宿泊のベイリーフ。かなり新しいホテルである
ホテルの部屋は正に目の前がイントゥラムロスの城壁となっている。ホテルの前は公園となっており、最高の環境である。ともかく、彼らとの夕食までホテルの周辺を歩いてみる。
目の前が正に城壁
眼下には三輪タクシーが。かなり強引な客引きをするのであまり相手にしない方が良い
明後日にローズらが結婚式を挙げるサン・アグスティン教会
夕食はBarbara’sというビュッフェレストラン。披露宴もここで開催とのこと
時間が来るとショーが始まる
正にエンターテインメントの国である
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ホテル最上階のレストランで朝食を摂っていると、マニラメトロが走っているのが見える
翌日、今日は一日フリーなのでイントゥラムロスの中を巡ることにした。まずはホテルの前から城壁の上を歩き、サンチャゴ要塞を目指す。この城壁内はスペイン統治時代からの建物が数多く残っており、むしろヨーロッパ的な雰囲気のするところである。
学生寮、とのこと
窓からの風景は城壁と公園、最高の環境の寮である
城壁の上を歩くコースはかなり長い。この日の朝はマラソン大会のコースにも使用されていた
コンビニも想像以上にオシャレ
大学前の城壁の下には学生相手の食堂も入っている
サンチャゴ要塞までやってきた
ここは有料施設となっており、客引きもおらず思いの外静か
要塞の北の端はパシグ川となっている
壕で要塞は隔てられている
ここが要塞入り口
水牢の跡とか
河口が近い
牢獄跡に人影が
フィリピンの国民的英雄、ホセ・リサールの像
園内にはリサールが処刑の時に歩いた足跡
要塞のゲート。大戦中に破壊されたが、その後修復されて現在に至る
大砲や砲弾も山積みになっている。後ろの建物は弾痕だらけ。先の大戦でここは戦場であった
園内にあるリサ-ル記念館
また城壁の上を歩いてホテル方面へと戻る
カミさんが三輪タクシーでショッピングセンターに行きたいと言い出した。その途中でインド系の結婚式の行列に遭遇
結論から言うと、三輪タクシーは使うべきではない。遅いしボるしろくなことはない
