サントマリー・ド・ラ・メール
学会の中休み、リヨンからの日帰り圏ということで、サントマリー・ド・ラ・メールに足を伸ばすことにした。リヨンからはニース行きの急行でアルルでバスに乗り換えである。休日ということであればアルルを始発とする保存鉄道もあるが、今回は平日なので運転は無し。
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長距離急行は長編成のため思いの外空席が多い
アルル駅でのバスの乗り換え時間は僅か数分である。幸い、遅れの常態化しているフランス国鉄にあって今回使った列車は奇跡的にダイヤ通りに走る。アルル駅に着くと、GoogleEarthでここだろうと目星を付けたバスターミナルまで走ると、バスの出発30秒前。運転手に念のためサントマリーへ行くバスか確認すると、間違い無くこのバスである。
アルル市内を抜け、ローヌ川を渡ると、あとは廃線跡に平行してバスは走る。その後はカマルグの大平原を只ひたすら進むのみである。乗車時間約45分、定刻通りにバスはサントマリーに着いた。
ゲンコツ電機の牽引
ローヌ川沿いの原発を見ながら。フランスは原発大国
サントマリー・ド・ラ・メールのバス停で降りると、すぐに町のシンボルである教会が目に入る
一番の観光場所はサントマリー・ド・ラ・メール聖堂（海のノートルダムとも）。堂内は無料で入れるが、屋上へは有料。とはいえ、町一番の展望なので登らない手はない
聖堂内部。窓のない要塞型の教会
実際、要塞として使われていた歴史を持つ
地下礼拝堂
教会の外に一旦出ると、今度は教会の屋根に上がる入り口へと向かう
屋上へと上がる螺旋階段
こんなところに出られる教会というのはフランス広しといえどもそうそうないであろう
フランスというよりスペインの町並みにそっくり
オレンジの瓦と白壁ばかりの家々
雲一つ無い良い天気
残念、今日は休館日の博物館
教会の屋根から下を見下ろすと、石畳で涼を取る犬の姿
オレンジ色の屋根の先に見えるのは地中海
青空に教会の石壁が映える
教会前広場では何やら舞台を設置中
砂浜をベビーカーを曳いて歩くお父さん
お母さんは日光浴中
町に戻る。闘牛場もあり、こんなレリーフも
何から何までスペイン風である
ここが闘牛場
お昼時だったので商店街でパニーニを焼いて貰って地中海を眺めながら食事
波静かな地中海
暑い割には泳いでいる人は少ない
パエージャを売っている店も何軒も
観光案内所から見る教会
繁華街以外は静かなたたずまい
本当にスペイン風の町並み
再び中心部に戻るととことん賑やか
門扉も闘牛デザイン
わたしゃこういう僅かに屈曲した路地が好きなんです
繁華街も一歩入ると無人の路地が
まるでアンダルシアのような街路
名物のカマルグの塩も買ったのでアルルへと戻りますか
バス停近くのミレイユの像
車窓から白馬も見える。乗馬観光もやっているので時間があれば
車窓からはカマルグ湿地の野生のフラミンゴも見ることが出来る
バスの切符。安いと思う
この教会、屋根上に上がることができる。その料金、2.5ユーロ
